バイオ研究者が知っておきたい 化学の必須知識
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バイオ研究者が知っておきたい 化学の必須知識

  • 齋藤勝裕/著
  • 2008年12月11日発行
  • B5判
  • 183ページ
  • ISBN 978-4-7581-0732-7
  • 3,520(本体3,200円+税)
  • 在庫:なし
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生命現象や実験に関係する化学だけ知りたい!そんな要望にお応えした,バイオ研究者のためだけの化学の入門書!あらゆるバイオを化学の観点から解説.膨大な図とわかりやすい解説で,研究に役立つ知識がいっぱい!

目次

1章 タンパク質を作るもの 結合が分子を作る

  • アミノ酸の種類と性質
  • アミノ酸の化学修飾
  • アミノ酸は無限に連なることができる
  • 化学結合の本質
  • 分子間力が作る超分子

2章 分子間力は生命を作る タンパク質の構造と機能

  • らせんと平面がタンパク質を作る
  • タンパク質の高次構造を作るもの
  • 酵素の選択性の秘密
  • 化学修飾によるタンパク質の機能変化
  • ヘモグロビンは4分子の相互作用

3章 二重らせんの秘密 DNAの構造と性質

  • DNA、RNAは天然高分子ー単純で平易な構造
  • 核酸を構成する共有結合ーDNAの性質がみえてくる
  • 友は類を呼ぶー二重らせんになる理由
  • DNAはどのように機能するかー遺伝を支配する化学物質

4章 分子膜 細胞と生命を支えるもの

  • 水にも油にも溶ける分子ー両親媒性分子
  • 両親媒性分子が集まると分子膜になる
  • 分子膜は袋になるー細胞膜のモデル
  • シャボン玉も細胞もベシクルである
  • ダイナミズムこそ細胞膜の命

5章 生体エネルギー エネルギーは生命の源

  • エネルギーの正体ーNaOHを溶かすとなぜ発熱するのか
  • エネルギーとエンタルピーは何が違う?
  • 結合エネルギーーATPが高エネルギーの理由
  • 反応を進行させるものは何か?ーエントロピー
  • 反応の方向とギブズエネルギー

6章 光と電気 生体エネルギーの発現

  • 発光にエネルギーが使われるとき
  • ルシフェラーゼ反応ー発光のエネルギーはどこからくるか?
  • バラの赤とネオンの赤ー色と分子構造の関係
  • 電気エネルギーと膜電位

7章 反応速度 酵素が反応を速める秘密

  • 速い反応と遅い反応ー反応速度式と活性化エネルギー
  • 多段階反応ー系全体の反応をみる
  • 平衡と平衡定数ー可逆反応を考える
  • 酵素反応の機構ー酵素が反応を速める秘密
  • アレニウスの式が示すものー反応速度定数の正体

8章 生体と放射能 放射性同位体の危険性

  • 原子を作るもの
  • 原子核も反応するー放射線の性質と崩壊のしくみ
  • 放射性元素の利用ー実験で使うRI
  • 生命を狙う放射線

9章 毒物 毒はなぜ人を殺すのか

  • 致死量ー量が毒を成す(ギリシャの諺)
  • いろいろの毒
  • 毒はどのようにして人を殺すのか?
  • 毒物の取り扱い方

10章 バイオ実験の化学的側面

  • スペクトルを見れば分子がわかる
  • 生体分子に他分子を結合させるークロスリンカー
  • コロイドは生命の本質ーDNAやタンパク質もコロイド粒子
  • 濃度の計算方法
  • 物質を分離するにはー数々の分離手法

コラム

  • 置換基
  • サリドマイド
  • 電気陰性度
  • 光学異性体の特異性
  • 呼吸金属
  • DNAのX線解析
  • タンパク質水溶液と界面活性剤
  • 脂肪酸
  • 原子核エネルギー
  • 化石燃料と二酸化炭素
  • エチジウムブロマイドが光るわけ
  • 色素と染料
  • 実験の限界
  • 年代測定
  • その相互作用は強いのか−解離定数の判断基準
  • 水素の存在量
  • 原子と元素
  • アクヌキ
書評・感想
  • 教養と実践のどちらにも生きてくる内容だった。

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  • 【本書名】バイオ研究者が知っておきたい 化学の必須知識
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