次号予告月刊実験医学

次号・2025年1月号 Vol.43 No.1(2024年12月20日発行予定)

特集1/マルチモーダルデータの統合による生命科学と創薬(仮題)

企画/鎌田真由美(北里大学未来工学部データサイエンス学科 生命情報デザイン研究室)

最新号

近年の医学・生命科学研究では,ゲノムから臨床情報まで,多様な(=マルチモーダルな)データが爆発的に増加しています.これらの統合解析により,従来にない新発見や創薬へのブレークスルーが期待されるものの,その方法論は手探りの部分が多い現状ではないでしょうか.そこで2025年1月号では,「マルチモーダルデータとは何か?」「どのように統合し,活用するのか?」「AIと組み合わせる可能性は?」といった疑問に対し,最新の研究事例・統合技術の紹介を通じて,皆さまの研究を加速させるヒントが満載の特集をお届けします.(編集部より)

  • 概論ーライフサイエンスデータのモダリティと、マルチモーダルデータ活用の意義(仮)【鎌田真由美】
  • 生命科学マルチモーダルデータを活用した研究事例(仮)【鎌田真由美】
  • [特別コラム] ライフサイエンスデータの複雑さ(仮)【高木利久】
  • 創薬マルチモーダルデータを活用した研究事例(仮)【大上雅史】
  • 臨床マルチモーダルデータを活用した研究事例(仮)【富士 秀】
  • 大規模かつマルチモーダルなライフサイエンスデータの統合のための技術(仮)【片山俊明】
  • [特別コラム] 創薬・医療研究におけるデータ基盤(プラットフォーム)の重要性(仮)【奥野恭史】
  • 統合データ・技術の活用事例(仮)【牧垣秀一郎】
  • マルチモーダルAIと基盤モデルの意義と生命科学・創薬への展開(仮)【小島諒介】
  • 臨床マルチモーダルAIと基盤モデルの活用事例(仮)【内野詠一郎】

特集2/熱産生だけじゃない褐色脂肪の真機能(仮題)

企画/梶村真吾(ハワード・ヒューズ医学研究所/ハーバード大学医学大学院/ベス・イスラエル・ディーコネス医療センター),米代武司(東北大学)

褐色脂肪組織は,生活習慣病予防のための標的として魅力的な組織です.実際,ヒトと実験動物いずれでも,褐色脂肪の機能増強により熱産生が上昇し,肥満度とインスリン抵抗性の改善が起こります.しかし最近,褐色脂肪には酸化ストレスや組織炎症の抑制因子の分泌など,エネルギー消費とは別の全く新しい機能があることが分かってきています.
本特集では,褐色脂肪の新たな生理機能,特に熱産生非依存的な役割を明らかにされた皆様にご研究をご紹介いただき,本誌読者の生命科学者,医師,創薬研究者などに基礎生物学の面白さと新しいアイデアを提示するとともに,代謝性疾患に対する興味を喚起したいと考えています.(企画者より)

  • 概論ー熱産生だけじゃない褐色脂肪の真機能(仮)【梶村真吾,米代武司】
  • 褐色脂肪組織のBCAA 窒素フラックスとインスリン感受性(仮)【梶村真吾,米代武司】
  • 褐色化に伴う脂肪組織の繊維化の抑制メカニズム(仮)【長谷川豊】
  • 褐色化血管周囲脂肪組織と血管疾患・炎症(仮)【上田和孝,小室一成】

連載

  • クローズアップ実験法
    • 染色後に消光可能な抗体「PECAb」で超多重染色(仮)【富松航佑,大川恭行】
  • その他

※ タイトルはすべて仮題です.内容,執筆者は変更になることがございます.

今後のラインナップ
増刊号 Vol.42 No.20(2024-12-02発行予定)
細胞老化―真の機能を深く理解する
2025年1月号 Vol.43 No.1(2024-12-20発行予定)
【特集1】マルチモーダルデータの統合による生命科学と創薬(仮)/【特集2】褐色脂肪の真機能(仮)
増刊号 Vol.43 No.2(2025-01-20発行予定)
中分子ペプチド医薬 新章(仮)
2025年2月号 Vol.43 No.3(2025-01-20発行予定)
【特集1】免疫老化(仮)/【特集2】分子糊(Molecular Glue)とはなにか(仮)
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