実験医学 1995年8月号 Vol.13 No.12

ストレス蛋白質から分子シャペロンへ

永田和宏／企画

1995年07月20日発行
B5判
116ページ
ISBN 978-4-8970-6719-3

1,650円（本体1,500円＋税）
在庫：なし

蛋白質は，はじめ１本のひも状に合成されます．このままでは近くで合成された他の蛋白質とからまったり，自身でからんでしまうかもしれません．せっかく生成されたのですから，課せられた機能を果たしうる形へと変化しなくてはならないのです．分子シャペロンは，このような新生蛋白質を機能的な形態に導く働きをもっています．今月は，この分子シャペロンについて，京都大学の永田和宏先生にご企画いただき，特集いたしました．

特集

ストレス蛋白質から分子シャペロンヘ

企画／永田和宏

＜序にかえて＞ストレス蛋白質から分子シャペロンへ【永田和宏】

分子シャペ口ン連鎖系による蛋白質のフォールディング【南　康文】

シャペロニンと蛋白質フォールデイング【村井法之／吉田賢右】

分子シャペ口ンと細胞内蛋白質輸送【金澤正樹／森　正敬】

ヒスチジン蛋白質キナーゼとしてのシンビオニン【森岡瑞枝／石川　統】

HSP27のストレス早期応答−リン酸化と解離【加藤兼房】

脳虚血とストレス蛋白【松本昌泰／小川　智／鎌田武信】

トピックス

CURRENT TOPICS

プ口卜カドへリンの多様性と中枢神経系ネットワーク【小畑秀一／鈴木信太郎】

mRNA不安定化シグナル“AUボックス”に結合する蛋白質【中川純一】

プログラム細胞死と「利己的な遺伝子」−制限酵素はなぜあるのか【内藤　拓／小林一三】

RB遺伝子のエピジェネティックな異常による発癌の可能性【藤田直子／酒井敏行】

連載

クローズアップ実験法

レーザ一分子機能不活性法（CALI）−レーザー照射による特定分子の生理機能の局所的不活性化【竹居光太郎】

ジーンターゲティングファイル

Lim1は頭部オーガナイザーの機能に必須である【美野輪治】

ジーンターゲティング［最新データリスト］

注目されるシグナル伝達因子＜細胞外因子ハイライト＞

B61，ELF-1とそのファミリー−Ephレセプターファミリーのリガンド分子【水野健作】

follistatin【中村隆範／杉野　弘】

midkine【門松健治】

ラボレポート

偉大なる田舎テキサスの，ある成功者物語＜MD Anderson Cancer Center＞【三品裕司】

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【本書名】実験医学：ストレス蛋白質から分子シャペロンへ
【出版社名】羊土社

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