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併用療法

へいようりょうほう

癌の併用療法がよく知られているが,有効性や抗腫瘍メカニズムが異なる化学療法剤を組合わせて用いる薬物療法である.臨床試験によって,有効性が確認された薬剤の組合わせは標準的なレジメとして実際の治療に広く応用される.そのようなレジメは,アルファベットの組合わせで通称されることが多い.例えば,肺癌の治療に用いられるMVPは,マイトマイシンC,ビンデシン,シスプラチンの組合わせから成る併用療法である.抗体医薬の後期臨床試験では,これらの標準的レジメにプラスした抗体医薬の効果を調べることも行なわれるようになった.

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

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