ASDの病因
ASDのびょういん
ASDの病因には大きく分けて遺伝的要因,エピジェネティック要因,および環境要因が挙げられているが,最も明らかにされているのは遺伝的要因である.環境要因としては,周生期の母親へのウイルス感染はその関与が確認されているが,ワクチン接種の関与は否定されている.エピジェネティック要因についてはまだよくわかっていないが,いくつかの遺伝子のDNAメチル化が関与しているという報告はある.(実験医学増刊285より)
脳神経系の情報伝達と疾患
さまざまなシグナル伝達因子の異常が引き起こす精神疾患・発達障害・神経変性疾患のメカニズム
解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです