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Alu

哺乳類のゲノムに広く存在する短い繰り返し配列の1種であり,特にヒトのゲノムに多く見られる.Alu配列は約300塩基対の長さをもち,全ヒトゲノムの約10%を占めるとされている.Alu配列はRNAポリメラーゼⅢによって転写され,その後,逆転写酵素によってDNAに逆転写されることで新たなコピーがゲノムに挿入される.これにより,遺伝子の発現やゲノムの構造に影響を与えることがある.(実験医学増刊4215より)

“情報”から“マテリアル”へ ノンコーディングRNA研究

機能分子としてのRNAを見つけ、知り、創薬に使う新時代

中川真一,廣瀬哲郎,松本有樹修/編

ヒトなどの霊長類特異的なリピート配列.ヒトゲノム全体で100万コピー以上存在し,ゲノム配列の10%以上を占める.一部にトランスポゾンとして転移可能なサブクラスが存在しており,ゲノムの多様性や進化に寄与している.(実験医学増刊3917より)

核酸医薬 本領を発揮する創薬モダリティ

新たな作用機序を生む核酸のサイエンスから、新薬・ワクチン承認をもたらした核酸修飾・DDS技術、難治性疾患治療への挑戦まで

横田隆徳/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです