CTL
CD3+,CD8+T細胞群であり,標的細胞表面のMHCクラスⅠ分子に提示される抗原ペプチド特異的に細胞傷害性を示す.抗原ペプチドを認識したCTLは細胞傷害性顆粒(cytotoxic granule)を分泌する.細胞傷害性顆粒にはパーフォリン,グランザイムが含まれている.パーフォリンが標的細胞膜上で重合し孔を形成し,セリンプロテアーゼに属するグランザイムが孔を通じて標的細胞に侵入し,標的細胞にアポトーシスを誘導する.(実験医学増刊3112より)
腫瘍免疫学とがん免疫療法
がんの進展・排除を司る免疫システムと逃避するがん―その制御による新たながん治療
解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです