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IL-33

IL-33は主に内皮細胞や上皮細胞などさまざまな細胞や組織に発現している.定常状態では核内に存在しているが,ネクローシスなどによって核内から細胞外に放出されるDAMPsの一種である.IL-33はILC2以外にもT細胞やマクロファージ,樹状細胞などに作用して主に2型サイトカインを誘導する.IL-33の受容体のサブユニットの1つであるST2は膜型と遊離型が存在し,遊離型はIL-33のアンタゴニストとして働く.(実験医学増刊4015より)

自己免疫疾患 層別化する新時代へ

臨床検体のマルチオミクス解析、腸内細菌によって見えてきた免疫経路の全容

藤尾圭志/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです