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NOD/SCIDマウス

NODSCIDまうす

SCIDマウスは自然発症の突然変異体で,常染色体劣性の遺伝様式をとる.このマウスはT・B細胞がないことから,重度の免疫不全を呈し,したがってその異種細胞,組織の移植に対する拒絶が少なく,ヒトの正常造血細胞ですら移植可能である.生着率の向上のために,NOD/SCIDマウスの開発や改良(B2-microglobulinやIL2R共通γ鎖のノックアウトとの掛け合わせ)が行われている.(実験医学増刊2920より)

がん幹細胞—ステムネス,ニッチ,標的治療への理解

genetic/epigenetic変異,微小環境,エネルギー代謝の特異性から見えてくる,治療抵抗性がん克服の戦略

須田年生/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです