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肝臓における多くの糖脂質代謝関連遺伝子発現を調節している核内受容体型転写因子.核内受容体であるレチノイドXα受容体(RXRα)とヘテロ二量体を形成しDNA上のPPAR応答領域(PPRE)に結合する.乳汁中の脂肪酸がリガンドとして結合することで活性化する「脂質センサー」であり,Wy14643や高トリグリセリド血症に対するフィブラート系薬剤もリガンドとして知られる.最近,PPARαへの結合の特異性がきわめて高い選択的PPARαモジュレーター(SPPARMα)としてK-877(ペマフィブラート)が開発された.(実験医学増刊395より)

個人差の理解へ向かう肥満症研究

GWAS、エピゲノム、腸内細菌、栄養学的知見から多様な病態を解明し、Precision Medicineをめざす

梶村真吾,小川佳宏,矢作直也/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

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