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DOHaD仮説の見地に立った肥満のエピゲノム制御

Epigenetic regulation of obesity from a point of view of DOHaD hypothesis
橋本貢士,小川佳宏
Koshi Hashimoto1)/Yoshihiro Ogawa2)3):Department of Preemptive Medicine and Metabolism Graduate School of Medical and Dental Sciences, Tokyo Medical and Dental University1)/Department of Medicine and Bioregulatory Science, Graduate School of Medical Sciences, Kyushu University2)/Department of Molecular and Cellular Metabolism, Graduate School of Medical and Dental Sciences, Tokyo Medical and Dental University3)(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科メタボ先制医療講座1)/九州大学大学院医学研究院病態制御内科学分野(第三内科)2)/東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科分子細胞代謝学分野3)
10.18958/6233-00001-0001587-00

多くの動物実験や疫学調査により,出生前後のさまざまな環境要因が何らかの機序で「記憶」され,成人期における肥満などの生活習慣病の発症に関連するという「Developmental Origins of Health and Disease(DOHaD)」仮説が提唱されている.このDOHaD仮説の分子機構として,DNAメチル化による遺伝子発現のエピゲノム制御,すなわち「エピゲノム記憶」が想定されている.最近の研究により,肥満の発症と進展にかかわる「エピゲノム記憶」の分子実体が明らかになりつつある.

エピジェネティクス,DOHaD仮説,DNAメチル化,エピゲノム記憶,FGF21

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