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【スマホで読める実験医学】脂肪酸伸長酵素・不飽和化酵素による脂肪酸組成の制御
550円
肥満に伴う血中および臓器内の脂質の過剰蓄積が引き起こす細胞・臓器での機能障害は脂肪毒性とよばれる.脂肪酸代謝異常が惹起する脂肪毒性はおのおのの細胞・臓器によってその病態が異なり,最近では,蓄積する脂肪酸の量のみならず,脂肪酸の種類や組成といった脂肪酸のバランス(質)がメタボリックシンドロームに関与することが明らかになってきた.脂肪酸伸長酵素Elovl6や脂肪酸不飽和化酵素SCDへの適切な介入による脂肪酸の「量」と「質」の制御が,メタボリックシンドロームの新規治療法として期待される.
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