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Polymorphism

遺伝子を構成しているDNAの塩基配列には個人ごとに違っている部分があり,塩基配列の違いを遺伝子多型とよぶ.多型の種類として,数塩基〜数十塩基のくり返し配列の出現頻度の違いを指標とするもの(variable number of tandem repeat)や短いくり返し配列(2〜7塩基)の出現頻度を指標にしたもの(short tandem repeat polymorphism)があるが,最も注目されているものとして,一塩基の置換による遺伝子の多型(single nucleotide polymorphism:SNP)がある.SNPは500〜1000塩基に1個の確率で存在するとされ,遺伝子コード領域にあるSNP は,作られるタンパク質の機能,量に影響を与える場合がある.(実験医学2007年8月号より)

老化とメタボリズム制御の理解 

〜未来へのブレークスルーをめざして〜

鍋島陽一,今井眞一郎/企画

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

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