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臨床グレードiPS細胞の作製:安全・安定な細胞製造のための管理,評価,保存

Manufacturing of clinical-grade iPS cells: facilities, quality control and cryogenic storage for safety and sustainable manufacturing
塚原正義,髙須直子
Masayoshi Tsukahara/Naoko Takasu:Facility for iPS Cell Therapy, Center for iPS Cell Research and Application, Kyoto University(京都大学iPS細胞研究所付属細胞調製施設)
10.18958/6503-00001-0000852-00

iPS細胞の医療応用が進んでいる.われわれはこれまでに100株近くの臨床グレードiPS細胞を作製してきた.本稿では,これまでの細胞製造で得られた経験および国内外の規制などを踏まえて,ヒトへの移植を目的にした臨床グレードiPS細胞を作製するために留意すべきポイント,特に安全性に重点をおいて,施設管理,製造プロセス,品質評価・保存などの概要を述べる.また,今後の細胞製造の有り方についても展望を述べたい.

臨床グレード,細胞培養加工施設,GCTP,再生医療

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