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トリプルネガティブ乳がん

とりぷるねがてぃぶにゅうがん

増殖に主にかかわっている3つの受容体がすべて病理学的に発現していない乳がんのことをさす.3つの受容体とは,エストロゲン受容体(ER),プロゲステロン受容体(PgR),HER2受容体である.トリプルネガティブ乳がんは,ER,PgR陽性の乳がん(ホルモン受容体陽性乳がん)と比較して,増殖や転移を起こしやすいタイプではある一方で,化学療法への感受性はより高いことも知られている.(実験医学増刊337より)

先制医療 実現のための医学研究

井村裕夫,稲垣暢也/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです