実験医学 キーワード集 検索へ行くボタン

ネクロプトーシス

ねくろぷとーしす

ネクローシスと同様の形態をとるRIP3活性化を介したプログラム細胞死.TNF-α受容体やToll様受容体の活性化が誘引となり,RIP1,FADD,カスパーゼ8を含む複合体が形成され,このカスパーゼの活性が抑制されている条件でRIP1-RIP3結合が誘導される結果,MLKLの細胞膜移行を介した細胞膜障害によって細胞死が誘導される(図5).カスパーゼ8活性が抑制されない条件では,RIP1とRIP3は切断されてアポトーシスが誘導される.(実験医学増刊375より)

心不全のサイエンス

治療法開発をめざして心臓の謎を解く

坂田泰史/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです