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ヒストンアセチル化

ひすとんあせちるか

ヒストンにアセチル基が付加されるとヒストン-DNA間の静電的結合が弱くなり,クロマチン構造が弛緩することで転写因子などがDNAへ結合しやすくなり,遺伝子の発現が正に制御される.一方,アセチル化が除去されるとクロマチン構造が凝縮し,遺伝子の発現が抑制される.このヒストンのアセチル化は,アセチル基をヒストンに付加するヒストンアセチル化酵素(histone acetyltransferase:HAT)および,ヒストンからアセチル基を取り除くヒストン脱アセチル化酵素(histone deacetylase:HDAC)によって制御されている(実験医学増刊3410より)

エピゲノム研究 修飾の全体像の理解から先制・個別化医療へ

解析手法の標準化、細胞間・個人間の多様性の解明、疾患エピゲノムを標的とした診断・創薬

金井弥栄/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです