ラフト
らふと
脂質ラフト(ラフト)は,スフィンゴ脂質とコレステロールに富んだ細胞膜上の微小領域である.この領域には,さまざまな膜タンパク質が集積している.種々のシグナル受容体も集積しており,シグナル伝達の場として重要な機能を果たしている.ラフトは,低温下でTritonX-100などの非イオン性界面活性剤に不溶な膜領域であり,密度勾配遠心により浮遊する低密度画分として生化学的に回収される.(実験医学増刊3110より)
第三の生命鎖 糖鎖の機能と疾患
がん,糖尿病,筋ジストロフィー発症との関わりからマーカー・合成法の開発,技術革新まで
解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです