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乳酸アシドーシス

にゅうさんあしどーしす

血中乳酸濃度が上昇し,血液のpHが酸性に傾いた病態.ミトコンドリアでの好気性代謝が障害され,解糖系の最終産物であるピルビン酸から乳酸の合成が増加すると生じる.また,乳酸を処理する肝臓の機能が低下(肝不全)しても誘導される.ビグアナイド薬は乳酸からブドウ糖の変換(糖新生)を抑制するため,副作用として乳酸アシドーシスを惹起する危険性がある.(実験医学2015年4月号より)

グルカゴン革命 糖尿病の真の分子病態を追え!

北村忠弘/企画

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです