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機能低下したミトコンドリアを活性化させる化合物の発見

Chemical reversal of abnormalities in cells carrying mitochondrial DNA mutations
Kobayashi H, et al:Nat Chem Biol:doi:10.1038/s41589-020-00676-4, 2020
小林大貴,吉田 稔
Hiroki Kobayashi1)2)/Minoru Yoshida2)〜5):Laboratory of Oncology, School of Life Sciences, Tokyo University of Pharmacy and Life Sciences1)/Drug Discovery Seed Compounds Exploratory Unit, RIKEN CSRS2)/Chemical Genomics Research Group, RIKEN CSRS3)/Department of Biotechnology, Graduate School of Agricultural Life Sciences, The University of Tokyo4)/Collaborative Research Institute for Innovative Microbiology, The University of Tokyo5)(東京薬科大学生命科学部腫瘍医科学研究室1)/理化学研究所環境資源科学研究センター創薬シード化合物探索基盤ユニット2)/理化学研究所環境資源科学研究センターケミカルゲノミクス研究グループ3)/東京大学大学院農学生命科学研究科4)/東京大学微生物科学イノベーション連携研究機構5)
10.18958/6757-00003-0000722-00

ミトコンドリア病に対する根本的な治療法はまだ確立されていない.今回,われわれはケミカルバオロジーの手法を用いて解糖系酵素ホスホフルクトキナーゼ1(PFK1)が解糖系とミトコンドリア呼吸のエネルギー代謝バランスを制御する分子であり,ミトコンドリア病の新たな治療標的になりうることを明らかにした.

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