卵子
らんし
哺乳類では，排卵直後の卵細胞は第2減数分裂中期であり減数分裂期を完了していない．そのため定義的には卵母細胞（2n）であり，分裂が完遂し染色体数が半減したものが卵子（n）となる．体細胞核移植に用いられる卵細胞は第2減数分裂中期にあたる卵母細胞であるが，多くの学術書ではこの時期の哺乳類卵母細胞を卵子として記しており，本稿でも卵子と記載する．卵子が精子と受精した後の1細胞期を受精卵（zygote）とする．（実験医学増刊3010より）
幹細胞のメディカルサイエンス
stemnessと分化の制御，新規因子の発見から三次元組織形成など臨床につながる最新成果まで
解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
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