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杯細胞

さかずきさいぼう

消化管,呼吸器,泌尿生殖器などの粘膜に存在する特殊化した円柱上皮細胞で,典型的な単細胞腺として知られる.ムチンmucinsと呼ばれる親水性の高いムチン型糖タンパク質を含んだ大型で明るく染まる顆粒を細胞体上部に多数充たす.そのためそこが膨隆し,西洋杯(ゴブレット)に似ることから杯細胞(goblet cells)といわれる.(実験医学増刊2710より)

感染症ーウイルス・細菌・寄生虫の感染戦略

光山正雄,北 潔,野本明男/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです