目的の遺伝子のプロモーター領域の下流にCre-recombinaseを発現させたトランスジェニックマウスと,Rosa locusにloxp siteをもったGFPやTd-Tomatoなどの蛍光タンパク質の遺伝子をノックインしたマウスをかけることで,目的の遺伝子が一度発現すると,その細胞がGFPやTomatoで発色し,その細胞の運命を追跡できるマウスシステム.estrogen receptorとCre-recombinaseの融合遺伝子を挿入することで,タモキシフェンを投与したときに目的の遺伝子を発現している細胞のみを追跡するTamoxifen-inducible Creシステムも使われる.(実験医学2017年11月号より)
造血研究―新時代への挑戦
複雑・精緻な血液システムに迫る
解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
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