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潰瘍面から直接的に上皮化を誘導する新規皮膚潰瘍治療法の開発

In vivo reprogramming of wound-resident cells generates skin epithelial tissue
Kurita M, et al:Nature, 561:243-247, 2018
栗田昌和,鈴木啓一郎,Juan Carlos Izpisua Belmonte,岡崎 睦
Masakazu Kurita1)/Keiichiro Suzuki2)/Juan Carlos Izpisua Belmonte3)/Mutsumi Okazaki1):Department of Plastic and Reconstructive Surgery, The University of Tokyo Hospital1)/Institute for Advanced Co-Creation Studies, Osaka University2)/Gene Expression Laboratory, Salk Institute for Biological Studies3)(東京大学医学部附属病院形成外科・美容外科1)/大阪大学高等共創研究院2)/ソーク研究所遺伝子発現研究室3)
10.18958/6285-00003-0001335-00

皮膚軟部組織の創傷は上皮が皮膚欠損部を覆ってはじめて治癒するが,上皮は上皮からしか再生しない.今回われわれは,創傷局所において,間葉系細胞を上皮細胞へリプログラミングすることによって,潰瘍面から直接的に新規の機能的上皮組織を誘導する方法を開発し,皮膚潰瘍に対する新しい治療的介入方法の実現可能性を示した.

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