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腸内細菌叢

ちょうないさいきんそう

約100種以上,100兆個以上の腸内細菌が互いに共利共生の関係を築きながら安定な生態系を形成しており,それら微生物群集を総称して腸内細菌叢とよばれている.(実験医学増刊4117より)

治療標的がみえてきた脂質疾患学

がん、不妊症、免疫・神経・皮膚・代謝性疾患のメカニズムから臨床検体による診断、層別化まで

村上 誠,横溝岳彦/編

腸内に生息する細菌のクラスター.加齢や食餌,宿主のさまざまな因子が腸内細菌叢の構成に影響をおよぼす.腸内細菌は宿主が消化できない物質も分解し,そして,その分解物は宿主の病態にさまざまな作用をおよぼす.腸内細菌の代謝産物は細菌が常在する腸内だけでなく,腸から吸収されて血中に入り,腸から離れた遠隔組織にも作用する.腸内細菌叢の代謝物や菌体成分が組織微小環境を変化させ,がんの調節にかかわることが明らかとされている.(実験医学増刊4117より)

治療標的がみえてきた脂質疾患学

がん、不妊症、免疫・神経・皮膚・代謝性疾患のメカニズムから臨床検体による診断、層別化まで

村上 誠,横溝岳彦/編

ヒトの腸内には約1,000種類,100~1,000兆個以上の腸内細菌が存在し,成人1人に存在する腸内細菌の重量は1.5~2 kgにのぼるとされる.これら腸内細菌が互いに共生関係を築きながら安定した微生物群を形成しており,これを腸内細菌叢という.(実験医学増刊407より)

栄養・代謝物シグナルと食品機能

転写、エピゲノムの制御から代謝性疾患の治療・予防に向けて

亀井康富/編

約1,000種類,数にして104兆個以上の腸内細菌が互いに共利共生の関係を築きながら安定な生態系を形成しており,それら微生物群集を総称して腸内細菌叢とよばれている.(実験医学増刊395より)

個人差の理解へ向かう肥満症研究

GWAS、エピゲノム、腸内細菌、栄養学的知見から多様な病態を解明し、Precision Medicineをめざす

梶村真吾,小川佳宏,矢作直也/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです