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【スマホで読める実験医学】慢性肝疾患の腸内細菌叢が肝発がんを促進する
550円
肝硬変を含む慢性肝疾患患者の腸内細菌叢が健常者と異なることは複数の報告からわかっていた.しかし,この異常な腸内細菌叢が肝発がんに影響を与えるかどうかが不明であり,この点を本研究は実証した.細菌叢のなかでもEnterococcus faecalisが肝発がんの責任細菌であることを報告した.またなぜ肝硬変患者の腸内細菌叢が変化するかについては,胆汁酸の面から,便中デオキシコール酸の減少がE. faecalisの増殖に関与していることを明らかにした.
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