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遺伝子量補償

いでんしりょうほしょう

雌雄における性染色体数の不均等から生じる遺伝子の発現量の差を,雌雄で等しくなるように調節する機構のこと.例えば,ヒトでは女性で2本あるX染色体のうちの片方を不活化することでバランスを維持しているが,同じXY/XXの性染色体構成をもつキイロショウジョウバエでは,オスのX染色体の遺伝子の発現を上昇させるシステムを使用している.(実験医学増刊4217より)

マイクロバイオームと医療応用 全身の微生物叢が生理機能と病態をいかに制御するか?

長谷耕二/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです