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自然免疫受容体NLRP1の構造解析から見出された新たな活性制御因子

Structural basis for thioredoxin-mediated suppression of NLRP1 inflammasome
Zhang Z, et al:Nature, 622:188-194, 2023
張 志寛,清水敏之
Zhikuan Zhang/Toshiyuki Shimizu:Graduate School of Pharmaceutical Sciences, The University of Tokyo(東京大学大学院薬学系研究科)
10.18958/7407-00003-0001148-00

インフラマソーム構成分子の1つであるNLRP1は,炎症などの免疫防御反応を引き起こすが,自己炎症性疾患などにも関連することから近年注目されている.今回われわれは,全くの予想外のことに,クライオ電子顕微鏡構造解析を通してNLRP1インフラマソーム活性化の新たな抑制因子としてチオレドキシンを同定し,さらにNLRP1とチオレドキシンとの複合体の構造を解明した.

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