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エボラ出血熱におけるウイルス特異的CD8陽性T細胞応答の解明

Analysis of CD8 T cell response during the 2013-2016 Ebola epidemic in West Africa
Sakabe S, et al:Proc Natl Acad Sci U S A, 115:E7578-E7586, 2018
坂部沙織
Saori Sakabe:Viral-Immunobiology Laboratory, Department of Immunology and Microbiology, The Scripps Research Institute(スクリプス研究所免疫・微生物学部門)
10.18958/6283-00003-0001348-00

エボラ出血熱の病態や予後にはウイルス特異的T細胞応答が重要な役割を担っている.本研究では,2013〜2016年西アフリカにおけるエボラ出血熱大流行の回復患者検体を用いた解析を通じ,多くの回復患者でウイルス糖タンパク質(GP)よりも,核タンパク質(NP)に対して強いエボラウイルス特異的CD8陽性T細胞応答が惹起されることを明らかにした.

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