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コンピューターシミュレーションによる幹細胞状態遷移の予測

Modeling signaling-dependent pluripotency with Boolean logic to predict cell fate transitions
Yachie-Kinoshita A, et al: Mol Syst Biol, 14, e7952, 2018
谷内江綾子
Ayako Yachie-Kinoshita:The Systems Biology Institute1)/Institute of Biomaterials and Biomaterial Engineering, University of Toronto2)(システム・バイオロジー研究機構1)/トロント大学 生体材料・生体医用工学2)
10.18958/5653-00003-0001554-00

幹細胞は,異なる遺伝子発現状態を行き来しながら安定で不均一な細胞集団を形成する.この動的不均一性に着想を得て,運命決定を担う遺伝子ネットワーク動態をシミュレーションする方法を提案した.マウスES細胞モデルでは,シグナル因子の組合わせに応答して起こる状態遷移を予測することに成功した.

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