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食物からのメチオニンに由来するSAMが司る腸の調和的な恒常性維持機構

SAM derived from dietary methionine orchestrates tissue homeostasis in Drosophila intestine
Obata F, et al:Dev Cell, 44:741-751, 2018
津田(櫻井)香代子,小幡史明,三浦正幸
Kayoko Tsuda-Sakurai/Fumiaki Obata/Masayuki Miura:Graduate School of Pharmaceutical Sciences, The University of Tokyo(東京大学大学院薬学系研究科)
10.18958/6191-00003-0001579-00

食物由来の栄養とその代謝産物は健康維持に欠かせないものであるが,どのように生体組織の恒常性維持にかかわっているかについては理解が進んでいなかった.今回われわれは,食物由来メチオニンの一次代謝産物であるSAMが指令分子となり,異なる細胞で異なる機能を発揮することで,栄養依存的に腸組織の恒常性が維持されていることを,ショウジョウバエを用いて明らかにした.

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