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線維症とマクロファージ

Functional diversity of disorder-specific macrophage: fibrosis and macrophage
佐藤 荘
Takashi Satoh:Laboratory of Host Defense, World Premier Institute Immunology Frontier Research Center, Osaka University/Department of Host Defense, Research Institute for Microbial Diseases (RIMD), Osaka University(大阪大学免疫学フロンティア研究センター自然免疫学/大阪大学微生物病研究所自然免疫学)
10.18958/6191-00001-0001574-00

100年以上前に発見されたマクロファージは,発見以来最近まで体内には1種類しかないと考えられてきた.しかし近年のさまざまな研究から,疾患の発症にかかわるさまざまなマクロファージサブタイプが存在する可能性が考えられはじめている.今回,われわれは免疫学の解析手法に加え,バイオインフォマティクスの技術,およびイメージングの技術を用いて,線維症の発症にかかわるマクロファージの新しいサブタイプを同定し,その分化メカニズムの研究を行ったので,今回報告する.

疾患特異的マクロファージ,線維症,メタボリックシンドローム,アレルギー,自然免疫

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