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【スマホで読める実験医学】がん細胞はワサビ受容体を発現することで酸化ストレス耐性を亢進させている
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がん細胞はワサビ受容体を発現することで酸化ストレス耐性を亢進させている
Cancer cells co-opt the neuronal redox-sensing channel TRPA1 to promote oxidative-stress tolerance
Takahashi N, et al：Cancer Cell, 33：985-1003, 2018
Nobuaki Takahashi：Department of Cell Biology, Harvard Medical School（ハーバード大学医学大学院細胞生物学分野）
10.18958/6269-00003-0001602-00
がん細胞は通常細胞に比べ高いレベルの酸化ストレス耐性を持つが，その機構の詳細は未解明であった．今回，主に感覚神経にてワサビ受容体として機能するTRPA1チャネルが多くのがん細胞において発現しており，酸化ストレスに対する耐性を亢進させることにより，がんの増殖および治療抵抗性を誘導することを明らかにした．
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