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平滑筋と軟骨による管腔臓器の長さと太さの段階的な調節

Synchronized mesenchymal cell polarization and differentiation shape the formation of the murine trachea and esophagus
Kishimoto, et al:Nat Commun, 9:2816, 2018
岸本圭史,森本 充
Keishi Kishimoto / Mitsuru Morimoto:Laboratory for Lung Development and Regeneration, RIKEN Center for Biosystems Dynamics Research(BDR)(理化学研究所生命機能科学研究センター呼吸器形成研究センター)
10.18958/6269-00003-0001605-00

すべての内臓は管腔組織をもっており,管腔の閉塞は疾患に至る.われわれはマウスの気管を正確な長さ,太さの調整し,内腔を平滑に整形する発生システムを解明した.本研究により気管の太さ,長さが異なる遺伝子で制御されていることがわかった.特に長さ制御には,Wnt5a-Rorシグナルによる間充織細胞の放射状細胞極性(radial cell polarity)の獲得が必要であることを発見した.

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