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【スマホで読める実験医学】マルチモーダルデータの統合と説明可能なAIのがんゲノム医療への適用
550円
医療における人工知能(AI)導入の課題の1つは,AIの判断根拠を医療従事者が理解できる形で示すことである.医療現場では,AIがなぜその結論に至ったのかがわからなければ,誤った判断につながる恐れがある.この課題を解決するため,富士通は「説明可能なAI」システムを開発した.このシステムは,テキスト,画像,ゲノム情報といった多様なデータを統合し,ナレッジグラフを作成することで,AIの判断結果とその根拠を提示できる.技術検証では,肺がんの分類で92.1%,乳がんの生存予測で71.8%の精度を達成,その判断根拠となるデータを示すことができた.今後,外部機関との協力を通じて,透明性と正確性のさらなる向上をめざしていく.
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