スマホで読める実験医学
550円

大規模かつマルチモーダルなライフサイエンスのデータ統合技術

Technologies for integrating large-scale and multimodal life science data
片山俊明
Toshiaki Katayama:大学共同利用機関法人情報・システム研究機構データサイエンス共同利用基盤施設ライフサイエンス統合データベースセンター
10.18958/7641-00001-0001768-00

大規模かつマルチモーダルな生命科学データを統合的に活用するためには,データベースのIDやメタデータ,さらにデータの意味と構造の標準化が必要となる.近年ではFAIR原則が注目されているが,知識グラフとオントロジーを用いてデータを整理することで,これに準拠したデータ公開が実現できる.一方で,複雑なデータモデルの理解を容易にし,どのデータベースの情報も自由に組合わせて利用できるようにするには,それを支援する技術開発が求められる.本稿ではデータベースの統合利用における諸問題と,その解決のために開発されてきた技術および今後の展望について述べる.

データベース,知識グラフ,オントロジー,データ統合,マルチモーダル

この記事は有料記事です

(残り約9,600文字)

  • 【スマホで読める実験医学】大規模かつマルチモーダルなライフサイエンスのデータ統合技術
    550円