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骨格筋の肥大・萎縮と運動におけるBCAA代謝

BCAA metabolism in skeletal muscle hypertrophy and atrophy, and in exercise
北浦靖之
Yasuyuki Kitaura:Graduate School of Bioagricultural Sciences, Nagoya University(東海国立大学機構名古屋大学大学院生命農学研究科)
10.18958/7131-00001-0000254-00

骨格筋の肥大と萎縮はさまざまな要因により引き起こされる.必須アミノ酸である分岐鎖アミノ酸(BCAA)は骨格筋タンパク質の構成成分としてのみならず,そのタンパク質の合成を促進し,分解を抑制することが知られている.一方,絶食時や運動時にBCAAは代謝され,エネルギー源として利用される.そのため,骨格筋の肥大・萎縮や絶食・運動において骨格筋機能やエネルギー代謝を維持するうえで骨格筋でのBCAA代謝制御は非常に重要であると考えられている.そこで本稿では,骨格筋の肥大や萎縮,運動など骨格筋機能に対するBCAAおよびその代謝の役割とBCAA代謝変化による影響について述べる.

BCAA代謝,骨格筋,タンパク質,運動,食事

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