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NMNトランスポーターSlc12a8によって制御される中枢-骨格筋連関とフレイル・サルコペニアの関係性

An important role of NMN transporter Slc12a8-mediated functional connection between brain and skeletal muscle in the pathogenesis of frailty/sarcopenia
Ito N, et al:Cell Rep, 40:111131, 2022
伊藤尚基,今井眞一郎
Naoki Ito 1)/Shin-ichiro Imai 2):Brain-Skeletal Muscle Connection in Aging Project Team, Geroscience Research Center, National Center for Geriatrics and Gerontology 1)/Department of Developmental Biology, Department of Medicine(Joint),Washington University School of Medicine 2)〔国立長寿医療研究センター 研究所 ジェロサイエンス研究センター 中枢性老化-骨格筋代謝-運動機能制御研究プロジェクトチーム 1)/ワシントン大学医学部発生生物学部門・医学部門(兼任)2)
10.18958/7173-00003-0000350-00

骨格筋内の加齢現象に注目したフレイル/サルコペニアの研究は数多くなされてきたが,中枢(脳)の老化が骨格筋に与える影響はわかっていなかった.われわれはNMNトランスポーターSlc12a8に注目し,中枢-骨格筋連関の減退がフレイル/サルコペニアの病因となりうることを示し,外側視床下部の機能回復がフレイル/サルコペニアの予防・治療に有用であることを明らかにした.

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