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【スマホで読める実験医学】皮膚微生物間のコミュニケーション 黄色ブドウ球菌のクオラムセンシングと皮膚疾患
550円
われわれの皮膚の表面には,無数の微生物がコミュニティを形成し,宿主と共存している.微生物は互いの生存のためにさまざまな方法でコミュニケーションをとっており,その代表的なメカニズムが細菌が周囲の菌細胞の密度を感知して発動するクオラムセンシング/クオラムクエンチングとよばれるシステムである.本稿では,アトピー性皮膚炎の発症および病態の悪化にかかわっている黄色ブドウ球菌のクオラムセンシングシステムについて,皮膚炎への寄与のメカニズムを中心に,現在わかっている知見や将来への展望をまとめて紹介する.
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