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細胞製造における機械化

Mechanization in cell manufacturing
紀ノ岡正博
Masahiro Kino-oka:Department of Biotechnology, Osaka University(大阪大学大学院工学研究科 生物工学専攻)
10.18958/6731-00001-0000653-00

細胞加工製品の製造において機械化を進めるにあたっては,無菌操作と細胞の気持ち(特性)を理解して工程設計を行うことが重要となる.本稿では,細胞特性を生かした製造の考え方である細胞製造性を解説し,無菌環境維持や交差汚染防止の観点からの無菌操作と細胞特性を理解した動作安定化からなる工程設計を示す.さらに,機械化を進めるためのメーカーとユーザーの関係や自動化との違いを示し,細胞の気持ちを理解した機械化を実現するための工程設計,動作設計を示す.

細胞製造性,工程設計,動作設計,機械化

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