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【スマホで読める実験医学】精神疾患と慢性ストレス:脳内・末梢の炎症様反応と脳機能変化への関与
550円
既存の抗うつ薬はモノアミンなどの神経伝達物質を標的としているが,既存の抗うつ薬で奏功しない患者が存在することから新たな創薬標的の開発が期待されている.ストレスはうつ病のリスク因子であることから,動物にくり返しストレスを与える慢性ストレスモデルを用いた研究が進められている.これらの研究により,慢性ストレスは脳や末梢で炎症様反応を誘導すること,末梢のサイトカインや血球細胞が脳機能変化に関与することが示された.さらに,細胞間および組織間相互作用やその分子実体が解明され,精神疾患の新たなバイオマーカーや創薬標的の開発につながる可能性がある.
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