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CRISPR随伴トランスポゾンは2通りの方法で宿主ゲノムへと転移する

Dual modes of CRISPR-associated transposon homing
Saito M, et al:Cell, 184:2441-2453, 2021
齋藤 諒
Makoto Saito:Howard Hughes Medical Institute1)/Broad Institute of MIT and Harvard2)/McGovern Institute for Brain Research at MIT3)/Department of Brain and Cognitive Sciences, Massachusetts Institute of Technology4)/Department of Biological Engineering, Massachusetts Institute of Technology5)(ハワード・ヒューズ医学研究所1)/ブロード研究所2)/マクガヴァン脳研究所3)/マサチューセッツ工科大学 脳・認知科学科4)/マサチューセッツ工科大学 生物工学科5)
10.18958/6845-00003-0000768-00

CRISPR随伴トランスポゾン(CRISPR-associated transposon,CAST)はCRISPR RNA(crRNA)に誘導され転移する.そのため,CRISPRアレイ由来のcrRNA配列がマッチしない宿主ゲノムの特定部位に多くその存在が見出される理由は謎であった.本研究では,CASTがアレイ由来のcrRNA非依存的に宿主ゲノムの特定部位へと転移する2通りのメカニズムを明らかにした.

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