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唾液マイクロバイオームの基本的構造とその変動要因

The structure of salivary microbiome and factors of variation
高安伶奈,須田 亙
Lena Takayasu1)/Wataru Suda2):Department of Human ecology, Graduate School of Medicine, The University of Tokyo1)/Laboratory for Microbiome Sciences, IMS, RIKEN2)(東京大学医学系研究科国際保健学専攻人類生態学教室1)/理化学研究所生命医科学研究センターマイクロバイオーム研究チーム2)
10.18958/6885-00001-0000808-00

近年注目を集めるヒトマイクロバイオームのなかで,口腔細菌叢は宿主の生理状態を安定的に反映することが知られている.とりわけ採取が容易な無刺激唾液中に含まれる唾液マイクロバイオームはその安定性や特性から,口腔関連疾患のみならず,多様な全身疾患に対して,バイオマーカーとして活用できる可能性がある.本稿では唾液細菌叢に関する最新の知見から,その性質を明らかにしていく.

唾液,マイクロバイオーム,疾患バイオマーカー,概日変動,食事の影響

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