この記事は有料記事です
(残り約12,000文字)
-
【スマホで読める実験医学】関節リウマチにおける口腔-腸内細菌連関
550円
関節リウマチ(rheumatoid arthritis,RA)の病因因子として,代表的な歯周病のキーストーン病原体であるジンジバリス(Porphyromonas gingivalis,Pg)菌が口腔内細菌のdysbiosisおよびシトルリン化タンパク質の生成およびRAの病因・病態に重要な抗シトルリン化タンパク質抗体(anti-citrullinated protein antibodies,ACPA)産生に関与していることが知られている.また近年プレボテラ(Prevotella)菌などを含む腸内細菌叢の変化(dysbiosis)がTh17を介する免疫系の活性化により病因に関与することが報告されている.さらに近年では,口腔-腸内細菌の相互連携も報告されつつある.われわれはRA患者血清あるいは糞便中細菌の分析から口腔内細菌-腸内細菌の相互作用(oral-gut axis relationship)を検討し,Pg菌感染がRAの病態を悪化させる可能性について考察する.
この記事は有料記事です
(残り約12,000文字)
【スマホで読める実験医学】関節リウマチにおける口腔-腸内細菌連関
550円