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アトピー性皮膚炎自然発症マウスの原因遺伝子の発見とその機能

Identification and function of a responsible gene in NC/Nga mice
Kanemaru K, et al:Science Immunology, 4:eaax6908, 2019
金丸和正,渋谷 彰
Kazumasa Kanemaru1)3)/Akira Shibuya1)〜3):Department of immunology, Faculty of medicine, University of Tsukuba1)/Life Science Center for Survival Dynamics, Tsukuba Advanced Research Alliance(TARA),University of Tsukuba2)/R&D Center for Innovative Drug Discovery, University of Tsukuba3)〔筑波大学医学医療系免疫学研究室1)/筑波大学生存ダイナミクス研究センター(TARA)2)/筑波大学革新的創薬開発研究センター3)
10.18958/6569-00003-0000921-00

ハウスダストマイトなどのアレルゲンは免疫原性を有し,過剰な免疫応答がアレルギー疾患の原因となる.健常者はアレルゲンに対する免疫応答が制御されていると考えられるが,その制御機構は不明であった.本研究では,ハウスダストマイトに含まれるムチン様分子が,Clec10a受容体を介して免疫応答を抑制することを明らかにした.

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