実験医学 1985年 Vol.3 No.6

期待される遺伝子・細胞バンク

大谷　明／企画

1985年11月20日発行
B5判
104ページ
ISBN 100-0-1985-1100-0

1,650円（本体1,500円＋税）
在庫：なし

今月は「期待される遺伝子・細胞バンク」と題して，大谷明先生にご企画いただき，遺伝子・細胞バンクの設立と現状を特集いたしました．遺伝子や細胞の提供については，アメリカのATCCが既に盛んに活躍していますが，日本ではやっと緒についたところです．品質管理や技術者・研究者の充実．各省庁間の役割分担や交流，予算の問題など様々な課題がありますが，今後の動向から目が離せません．

特集

期待される遺伝子・細胞バンク

企画／大谷　明

座談会

遺伝子・細胞バンクと系統保存【大谷　明／井川洋二／森脇和郎】

Review

遺伝子バンクの設立と運営状況【橋本雄之】

細胞バンクの設立と運営状況【水澤　博／川瀬雅子／佐々木澄志／石館　基】

微生物の系統保存とカルチャー・コレクション【駒形和男】

DNAデータバンクの生い立ちと現状【舘野義男／五条堀孝／丸山毅夫】

ATCC培養細胞部門の現況【祖父尼俊雄】

植物種子の系統保存【渡辺進二】

トピックス

脳の発生と異常の分子生物学【御子柴克彦】

CURRENT TOPICS

マウス染色体の異数性―trisomy胚について【古川　清，Janet A. Sawicki】

線虫の細胞分化における遺伝子調節【石井直明】

抗癌剤の耐性発現と遺伝子【塚越　茂】

連載

哺乳動物遺伝学講座＜連載　発癌の遺伝要因＞

化学発癌剤に対する感受性―系統差と遺伝【米川博通】

モノクローナル抗体とFlow cytometryの応用

マウスB細胞亜群の解析【早川京子】

インタビュー　Richard G. Cutler博士と語る

老化制御を目指して【加藤邦彦】

連載　実験動物紹介

MCH動物について―複合化された実験動物【斉藤宗雄／江崎孝三郎】

国際学会見聞録

世界神経学会見聞録【朝長正徳】

第13回国際生化学学会に参加して【腰原康子】

連載　毒性学の争点

毒性試験と統計学【小野　宏】

Q&A

ヒ卜感染症組織の動物からの分離精製【須藤カツ子】

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【本書名】実験医学：期待される遺伝子・細胞バンク
【出版社名】羊土社

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