栄養科学イラストレイテッド

応用栄養学

栢下　淳，上西一弘／編

2014年10月31日発行
B5判
223ページ
ISBN 978-4-7581-0877-5

3,080円（本体2,800円＋税）
在庫：なし

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妊娠期から老人期まで，ライフステージごとの栄養管理が豊富な図表でよくわかる！栄養学の基礎知識を実践につなげる，管理栄養士として現場で働く際の橋渡しとなる一冊です．2015年版の食事摂取基準に対応！

■目次詳細を表示する

第1章　栄養ケア・マネジメント【弘津公子】

1 栄養ケア・マネジメントの概念

栄養ケア・マネジメントの定義
栄養ケア・マネジメントの過程

2 栄養スクリーニング

栄養リスクの判定

3 栄養アセスメント

栄養アセスメントの意義と目的
静的アセスメントと動的アセスメント
問診，観察
身体計測
臨床検査
栄養・食事調査
健康・栄養問題（課題）の抽出と決定

4 栄養ケア計画の実施，モニタリング，評価，フィードバック

PDCA サイクル
短期目標，中期目標，長期目標
栄養補給
栄養教育
多領域からの栄養ケア
モニタリング
評価とフィードバック

Advanced：管理栄養士と栄養ケア・マネジメント

第2章　食事摂取基準の基礎的理解【桒原晶子】

1 食事摂取基準の意義

2 食事摂取基準策定の総論

策定の目的
策定の対象
策定の対象とするエネルギーおよび栄養素

3 策定の基本的事項

食事摂取基準の各指標の定義
エネルギー摂取の過不足からの回避を目的とした指標の特徴
栄養素の摂取不足からの回避を目的とした指標の特徴
栄養素の過剰摂取からの回避を目的とした指標の特徴
生活習慣病の予防を目的とした指標の特徴
レビューの方法
年齢区分
参照体位
ライフステージ別の留意点

4 策定における基本的留意事項

摂取源
摂取期間

5 食事摂取基準活用の基礎理論

食事調査などによるアセスメントの留意事項
個人の食事改善を目的とした評価・計画と実施
集団の食事改善を目的とした評価・計画と実施

6 食事摂取基準活用の各論

エネルギー
たんぱく質
脂質
炭水化物および食物繊維
エネルギー産生栄養素バランス
ビタミン
ミネラル

Advanced：食事摂取基準は「守る」のではなく「使いこなす」

第3章　成長，発達，加齢【桒原晶子】

1 成長，発達，加齢の概念

成長，発達，加齢の定義
発育の生物学的一般原則
スキャモンの発育曲線

2 成長，発達に伴う身体的・精神的変化と栄養

身長，体重，体組成
消化，吸収
代謝，免疫
運動，知能，言語，精神，社会性
食生活，栄養状態

3 加齢に伴う身体的・精神的変化と栄養

老化の機構
加齢による機能の変化

Advanced：身長は大切な栄養スクリーニング指標である

第4章　妊娠期，授乳期【山内有信】

1 妊娠期・授乳期の生理的特徴

女性の生理的特徴
妊娠の成立・維持
胎児付属物
胎児の成長
母体の生理的変化
乳汁の産生と授乳
乳汁の変化
母乳の利点と欠点および授乳

2 妊娠期の栄養アセスメントと栄養ケア

妊娠期の栄養アセスメント
妊産婦のための食生活指針
妊娠期の食事摂取基準
妊娠期の栄養管理

3 妊娠期の問題点と対策

つわり・悪阻
肥満とやせ
貧血
妊娠高血圧症候群
糖尿病

4 授乳期・産褥期の栄養アセスメントと栄養ケア

授乳期・産褥期の栄養アセスメント
授乳期の食事摂取基準
授乳期の問題点と対策

Advanced：授乳期・産褥期における栄養管理の基本

第5章　新生児期，乳児期【小倉有子】

1 新生児期・乳児期の生理的特徴

呼吸器系・循環器系の適応
体水分量と生理的体重減少
腎機能の未熟性
体温調節の未熟性
新生児期，乳児期の発育
摂食・消化管機能の発達

2 新生児期・乳児期の栄養アセスメントと栄養ケア

新生児期・乳児期の栄養アセスメント
乳児の食事摂取基準
授乳・離乳の支援ガイド
乳児期の栄養補給法
低出生体重児
低体重と過体重
哺乳量と母乳性黄疸
ビタミンK 摂取と乳児ビタミンK 欠乏性出血症
鉄摂取と貧血
乳児下痢症と脱水
二次性乳糖不耐症
食物アレルギー
便秘

Advanced：食物アレルギーの栄養指導〜現場で役立つ「授乳・離乳の支援ガイド」と「食物アレルギー栄養指導の手引き2011」

第6章　成長期（幼児期，学童期，思春期）【妻木陽子】

1 成長期の生理的特徴

生理機能の発達
運動機能の発達
精神機能の発達
社会性の発達
第二次性徴
精神的不安定

2 成長期の栄養アセスメントと栄養ケア

小児の食事摂取基準
やせ・低栄養と過体重・肥満
脱水
う歯
偏食，食欲不振
摂食障害
鉄摂取と貧血
適切な栄養状態の維持，疾病予防，健康の維持増進

Advanced：食べることを考える

第7章　成人期【北島幸枝】

1 成人期の生理的特徴

生理的変化と生活習慣の変化
更年期の生理的変化

2 成人期の栄養アセスメントと栄養ケア

成人の食事摂取基準
生活習慣病の予防
肥満とメタボリックシンドローム
糖尿病とインスリン抵抗性
脳血管疾患の一次予防
虚血性心疾患の一次予防
更年期障害
骨粗鬆症の一次予防

Advanced：「栄養管理の基本＝生活習慣病の一次予防」である

第8章　高齢期【山縣誉志江／栢下　淳】

1 高齢期の生理的特徴

感覚機能
咀嚼・嚥下機能
消化・吸収機能
食欲不振，食事摂取量の低下
たんぱく質・エネルギー代謝の変化
カルシウム代謝の変化
身体活動レベルの低下
日常生活動作（ADL）の低下
フレイルティおよびサルコペニアについて

2 高齢期の栄養アセスメントと栄養ケア

高齢者の食事摂取基準
低栄養の予防・対応
脱水と水分補給
転倒・骨折の予防
認知症への対応
咀嚼・嚥下障害への対応
日常生活動作の支援
介護予防・合併症予防のための栄養ケア

臨床栄養への入門：高齢期の健康状態の現状

第9章　運動・スポーツと栄養【上西一弘】

1 運動時の生理的特徴とエネルギー代謝

骨格筋とエネルギー代謝
運動時の呼吸・循環応答
体力
運動トレーニング

2 運動と栄養ケア

運動の健康影響
運動基準
糖質・たんぱく質摂取
水分・電解質補給
スポーツ貧血
食事内容と摂取のタイミング
筋グリコーゲンの再補充
運動時の食事摂取基準の活用
ウエイトコントロールと運動・栄養
栄養補助食品の利用

第10章　環境と栄養【上西一弘】

1 ストレスと栄養ケア

恒常性の維持とストレッサー
生体の適応性と自己防衛
ストレスによる代謝の変動
ストレスと栄養

2 特殊環境と栄養ケア

特殊環境下の代謝変化
熱中症と水分・電解質補給
高温・低温環境と栄養
高圧・低圧環境と栄養
無重力環境（宇宙空間）と栄養

付表　日本人の食事摂取基準（2015年版）

Column Index

栄養ケア・マネジメントとスポーツ栄養
マネジメントの違い
目標量は日本独自の指標
味覚はつくられるもの
妊婦の薬物使用と胎児奇形
新生児の感覚能力
むし歯とおやつの関係
カーボカウント
最大酸素摂取量の単位
運動強度と頻度
最低気温・最高気温にかかわる気象用語
日本の最高気温・最低気温の記録

『第3章　成長，発達，加齢』より抜粋

−後略−

イラストやグラフが多くわかりやすい。また、オールカラーなので低学年でも取り組みやすい。時代にあった教科書だと感じた。
医療系専門学校教員
食事摂取基準や栄養ケアマネジメントなど、文章だけでは理解しづらい単元に図表がたくさん掲載されており、非常に分かりやすい内容であると感じました。
私立大学栄養学部助教

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【本書名】栄養科学イラストレイテッド：応用栄養学
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