本書では,細胞外からのシグナルの流れに従って,無傷細胞系の取り扱い,レセプター結合実験法,GTP結合蛋白質,情報伝達物質を生成する酵素の測定法の順に紹介.バイオシグナル実験法の全てを網羅した一冊!
目次
第1章 情報伝達系基礎実験法【企画・宇井理生】
1 細胞標品の作製法
1)無傷細胞および透過性細胞の調製法【河野哲郎】
2)膜標品および人工脂質膜【小林俊秀/井上圭三】
3)ニューロトランスミッターのレセプター結合実験法【浅沼幹人/小川紀雄】
4)アフリカツメガエル卵母細胞の実験【中村元直/清水孝雄】
2 GTP結合蛋白質関連蛋白解析法
1)三量体GTP結合蛋白質の解析法【堅田利明/高橋勝宣】
2)低分子量GTP結合蛋白質の解析法【高石健司/佐々木卓也/高井義美】
3)細菌毒素とADPリボシル化【櫨木 修/宇井理生】
3 イノシ卜ールリン脂質情報伝達解析法
1)イノシ卜ールリン酸実験法【平田雅人/高沢和永】
2)セカンドメッセンジャー産生酵素,ホスホリパーゼCの精製と測定【竹縄忠臣】
3)ジアシルグリセロールキナーゼ【坂根郁夫/山田恵子/加納英雄】
4)PIキナーゼ,PIPキナーゼ【柴田昌夫/竹縄忠臣】
5)新しい情報変換酵素,ホスホリパーゼD【坂井隆之/野沢義則】
4 アデニル酸シクラーゼとグアニル酸シクラーゼ【麻川武雄/高野正子/榎本恵一】
5 カルシウム情報伝達解析法
1)カルシウムシグナリングの研究におけるパッチクランプ法【河西春郎】
2)細胞内カルシウム濃度モニタ一法【最上秀夫/小島 至】
3)細胞内カルシウムイオン濃度分布の画像解析【菅野富夫】
4)カルシウム依存性酵素活性測定法−カルシウムプロテアーゼの活性測定と応用【西道隆臣/鈴木紘一】
5)カルシウムポンプ活性測定法【岩本隆宏/古川賢一/重川宗一】
6 アラキドン酸代謝情報伝達解析法
1)細胞質ホスホリパーゼA2活性測定法【高山喜好/工藤一郎/井上圭三】
2)アラキドン酸代謝測定法Ⅰ−シクロオキシゲナーゼ系【渡辺恭良/尾上浩隆/吉原良浩/森井博史】
3)アラキドン酸代謝測定法Ⅱ−リポキシゲナーゼ系【和泉孝志/清水孝雄】
第2章 蛋白質リン酸化実験法【企画・日高弘義】
1 蛋白質リン酸化反応の薬理学的解析法【日高弘義/渡辺正人】
2 カルモデュリン依存性キナーゼ解析法
1)多機能性カルモデュリン依存性プロテインキナーゼの解析法【石田敦彦/木谷隆子/藤澤 仁】
2)カルモデュリンキナーゼ阻害剤研究法【日高弘義/石川智彦】
3)サイクリックヌクレオチド依存性プロテインキナーゼ【宮本英七】
3 Aキナーゼ機能の生理学的解析法【清末達人/有田 真】
4 プロテインキナーゼC解析法
1)プロテインキナーゼCアイソザイムの同定【水野恵子/大野茂男】
2)プロテインキナーゼCの免疫組織化学【臼田信光】
5 細胞周期関連のプロテインキナーゼ解析法−Cキナーゼの限定分解反応とカゼインキナーゼⅡ【箸本英吉/山村博平】
6 増殖因子依存性セリン/スレオニンキナーゼ解析法【泉 哲郎/Eleanor Erikson/春日雅人】
7 レセプターチロシンキナーゼの解析法【林 日出喜/金井文彦/蛯名洋介】
8 非レセプタータイプチロシンキナーゼ解析法−p72sykの特異的抗体の作製とその応用【谷口隆信/太田信次/山村博平】
9 MAPキナーゼおよびMAPキナーゼキナーゼの解析法【伊藤文詔/後藤由季子/西田栄介】
10 哺乳類培養細胞におけるcdc2キナーゼの解析【上條政幸/安田秀世/大場義樹】
11 チロシンホスファターゼ解析法【菊池 九二三】
12 カルシニューリン実験法−カルモデュリン依存性ホスファターゼ2Bを中心に【松井秀樹/徳田雅明/畠瀬 修】
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- 【本書名】実験医学増刊:バイオシグナル実験法
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(2021年8月23日)
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