大好評の内視鏡マニュアルが改訂!内視鏡画像や立体的なイラストで,内視鏡検査の流れや消化管の三次元構造がビジュアルでイメージできます.付録の動画も大幅ボリュームアップ,初心者必携の一冊です.
目次
内視鏡検査に必要な基礎知識【中島寛隆】
1 内視鏡機器の構造
1ビデオシステム
2電子スコープの構造
3内視鏡の種類
[ 内視鏡の洗浄・消毒について ]
2 消化器内視鏡検査の適応と禁忌
1上部消化管内視鏡検査の適応と禁忌
2大腸内視鏡検査の適応と禁忌
3内視鏡的逆行性胆管膵管造影検査(ERCP)の適応と禁忌
上部消化管内視鏡検査【中島寛隆】
1 内視鏡検査に必要な解剖知識
1食道(esophagus)
2胃(stomach)
3十二指腸(duodenum)
2 内視鏡の基本操作(円運動の操作法)
1内視鏡を円運動させるための操作法
3 上部消化管内視鏡検査の前処置
1検査前の食事制限
2検査前の前処置
3内視鏡検査を行う姿勢
4 鎮静薬・鎮痛薬を用いた内視鏡検査
1鎮静薬の薬理学的特性
2鎮痛薬の薬理学的特徴
3被検者の身体状況の評価と検査中のモニタリング
4鎮静薬・鎮痛薬の拮抗薬
5 内視鏡検査の実際 40コマでの撮影法
1挿入の前に機器チェック!!
2挿入
3食道の撮影
4胃の撮影
- 見下ろしでの観察
- 胃角の観察,反転観察
- 十二指腸の観察
- [ 胃穹隆部で内視鏡が反転してループを作ってしまい,胃前庭部に入れない… ]
- [ 反転観察・・・JターンとUターンについて ]
- [ 上部消化管内視鏡検査の適切な送気について ]
6 色素撒布や画像強調イメージングを用いた内視鏡法と生検法
1色素内視鏡検査法
- インジゴカルミン・コントラスト法
- ルゴール(ヨード)反応法
- クリスタルバイオレット(ピオクタニン)染色法
2画像強調イメージングを用いた内視鏡検査法
- Narrow Band Imaging(NBI;オリンパス)
- Flexible spectral Imaging Color Enhancement(FICE;富士フイルムメディカル
3生検検査法
- 色素撒布から,生検検査への流れ 53/ 3-2 鉗子の操作方法
- 生検検査の実際 ?病変から正確に組織を採取するために
- [ きれいな色素(インジゴカルミン)内視鏡像を撮影するコツ ]
7 経鼻内視鏡検査
1経鼻内視鏡検査の適応・禁忌・合併症
2経鼻内視鏡の器材
3経鼻内視鏡検査の前処置
4鼻腔・咽頭の解剖と経鼻内視鏡の挿入ルート
下部消化管内視鏡検査【長浜隆司】
1 大腸の解剖
1大腸の基本走行・区分
2大腸癌取扱い規約における大腸の区分
3大腸各部の解剖
4大腸の三次元解剖
- 直腸・S状結腸の三次元解剖
- 脾彎曲部・肝彎曲部の三次元構造
5大腸の固定点
2 大腸内視鏡検査の適応・禁忌
1大腸内視鏡検査の適応と目的
2大腸内視鏡検査の禁忌
3 大腸内視鏡検査の準備
1前処置の実際
2前投薬の考え方とポイント
4 挿入の実際
1肛門からRbへの挿入
2RbからRaへの挿入
- マスターしたい手技とコツ1.《 hooking the fold法 》
3Rsへの挿入
- トラブルシューティング1.《 Rsを通過しない!》
- トラブルシューティング2.《 赤玉の対処法!》
- トラブルシューティング3.《 管腔の探し方のコツ 》
4RsからSDJへの挿入
5各種ループの解除
- Nループの解除
- αループの解除
- 逆αループの解除
- トラブルシューティング4.《 S状結腸でループを作ってしまう! 》
- マスターしたい手技とコツ2.《 腹部用手圧迫の方法 》
6下行結腸から脾彎曲部までの挿入
- トラブルシューティング5.《 SDJを通過して下行結腸の管腔が見えるのに押しても引いても進んでいかない 》
- マスターしたい手技とコツ3.《 rightミturn shortening テクニックとその応用》
7脾彎曲部から肝彎曲部までの挿入
- 脾彎曲部の通過の前にやっておくこと
- 脾彎曲部の通過
- 横行結腸中部までの挿入
- 横行結腸中部から肝彎曲部までの挿入
- マスターしたい手技とコツ4.《 push操作のコツ 》
- トラブルシューティング6.《 脾彎曲部から横行結腸に挿入できない 》
- 肝彎曲部の挿入
8上行結腸への挿入
- [ 大腸内視鏡の心構え]
- [ ヒューストン弁の型]
- [ 赤玉の対処を行う上での注意点]
- [ 体位変換はどのように行うか ]
- [ 腸管穿孔の防止]
- [ 大腸内視鏡挿入の練習法]
- [ 内視鏡挿入時の空気量は? ]
- [ 体位変換による脾彎曲部の形状変化]
内視鏡治療【幸田隆彦/山本栄篤】
1 内視鏡治療に必要な処置具
1はじめに
2内視鏡本体に装着するもの
3内視鏡挿入を補助するもの
4鉗子口内に挿入するもの
5ESD法(endoscopic submucosal dissection)で用いるもの
6内視鏡用炭酸ガス送気装置
2 異物除去
1異物の種類
2食道の解剖
3異物除去の方針
4異物除去に用いる処置具
- PTP包装を例にとって回収のシミュレーションをしてみましょう!
5異物除去の実際
消化管出血の止血処置 治療の考え方
1はじめに── 内視鏡的止血の位置付け
2患者の全身状態や出血の状態を把握
3内視鏡的止血の準備
4内視鏡的止血処置
5外科的処置のタイミング
消化管出血の止血処置 止血処置の実際
1クリップ法
2HSE局注法
3純エタノール局注法
4アタッチメントを使用した応用法
- 十二指腸潰瘍からの出血( アタッチメント +クリップ法)
- 大腸憩室からの出血(アタッチメント+クリップ法)
- 出血した憩室の見つけ方
5アルゴンプラズマ凝固(APC)法
- 進行胃癌からの出血(アタッチメント+ APC法 )
- 前立腺癌の直腸浸潤からの出血( APC法 )
- [ クリップの装着法と施行時の操作法について ]
静脈瘤の内視鏡治療 知っておきたい解剖知識と病態
1門脈圧亢進症を呈する病態
2静脈瘤の血行動態
3内視鏡所見
静脈瘤の内視鏡治療 病態に応じた静脈瘤治療の考え方と進め方
1肝予備能の評価
2内視鏡を用いた治療
- 硬化療法(endoscopic injection sclerotherapy: EIS )
- 結紮療法
- EISとEVLの併用療法
- APCによる地固め療法(YAGレーザーで行う場合もあり)
3IVR(interventional radiology)を用いた治療
静脈瘤の内視鏡治療 静脈瘤治療の実際
1内視鏡的硬化療法 (endoscopic injection sclerotherapy:EIS)の実際
2内視鏡的静脈瘤結紮術 (endoscopic variceral ligation:EVL)の実際
3地固め療法としてのAPC凝固法
内視鏡的粘膜切除術( EMR )知っておきたいEMRの種類と特徴
1内視鏡的粘膜切除術(EMR)とは
2様々なEMR法を理解しよう
3各種EMR法の利点と欠点
4EMRを勉強する上で忘れてはならないこと
- [ 内視鏡処置前の抗凝固薬(抗血小板薬を含む)の休止について ]
内視鏡的粘膜切除術( EMR )EMRの実際
1適応
- 食道におけるEMRの適応
- 胃におけるEMRの適応
- 大腸におけるEMRの適応
2治療計画
3偶発症
4内視鏡的粘膜切除の実際
- 透明キャップを用いたEMR( EMR-C法 )〈 食道 〉
- 2チャンネル法によるEMR 〈 胃 〉
- 隆起型ポリープのポリペクトミー(Ⅰsp型)〈 大腸 〉
- 隆起型ポリープのポリペクトミー[Ⅰp型で茎(stalk)が太いもの]〈 大腸 〉
- 基本的EMR法(隆起型ポリープの一括切除)〈 大腸 〉
- 平坦型ポリープのEMR(基本的EMR法により一括切除)〈 大腸 〉
- 平坦型ポリープのEMR(基本的EMR法により一括切除が不可能だった場合)〈 大腸 〉
- 平坦型ポリープのEMR(計画的分割切除)〈 大腸 〉
- [ スネアこぼれ話 ]
- [ 局注針にもこだわってみましょう ]
内視鏡的粘膜切除術(EMR)ESDの実際
- 1安全で確実なESDを行うために
- 病変を診断する内視鏡動作は,ESD処置とは必ずしも直結するわけではありません
- 治療処置できる“ゾーン”は決まっている
- 筋層に対して平行もしくは可能な限り鈍角に処置ゾーンに誘導するには,内視鏡軸回転と同時に左右アングル動作が必要になることがあります
- 処置具の右手操作があるので右の添え手を離しても内視鏡が安定することが重要です
2汎用されているナイフのあれこれ
3ESD治療の基本的な流れとポイント
4食道ESDの実際
5胃ESDの実際
6大腸ESDの実際
胆道系の内視鏡検査(ERCP)【浅原新吾】
1 ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)とは
1ERCPという検査について
2ERCPの適応・禁忌・偶発症
3検査を安全に行うためには
2 ERCPに必要な解剖知識
1膵胆道系の解剖
2十二指腸乳頭部の解剖
スコープ挿入の実際 口腔?食道
1十二指腸スコープの説明
2スコープ挿入のコツ〈 口腔?食道 〉
スコープ挿入の実際 食道?十二指腸球部
1食道?胃までのスコープの挿入の流れとコツ
2よくある穹隆部への挿入
3前庭部から幽門までのスコープの動き
スコープ挿入の実際 十二指腸球部?下行部
1十二指腸へのスコープの挿入 1.pull法
2スコープが十二指腸下行部へ進入する原理
3十二指腸へのスコープの挿入 2. push法
4 カニューレ挿入のための準備
1スコープ操作部の位置
2十二指腸乳頭の正面視
3カニューレ挿入成功のカギ
5 カニューレ挿入の実際
1膵管へのカニューレ挿入
2胆管へのカニューレ挿入
6 カニューレ挿入困難例での対処法
1先細り型カニューレの使用
2軸合わせによる挿入方法
3鉗子起立台を用いた工夫
4長い口側隆起症例での工夫
5ガイドワイヤーを補助的に使用する方法
6特殊カニューレ(スウィングチップR)を使用する方法
7PTCDルートからの補助を用いる方法
8副膵管造影
7 ERCP手技を用いた治療
1内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)
2内視鏡的乳頭バルーン拡張術(EPBD)
3バスケットカテーテルによる採石
4バルーンカテーテルによる採石
5砕石用バスケットによる砕石
6内視鏡的逆行性胆道ドレナージ(ERBD)
7内視鏡的経鼻胆道ドレナージ(ENBD)
8内視鏡的逆行性膵管ドレナージ(ERPD)
9胃切除後(BillrothⅡ法)症例の内視鏡的逆行性経鼻膵仮性嚢胞ドレナージ
購入方法・送料について
本書は全国の羊土社取扱書店にてご購入いただけます.店頭にて見当たらない場合は,下記情報を書店にお伝え下さい.
- 【本書名】ビジュアル基本手技シリーズ:カラー写真で必ずわかる! 消化器内視鏡 改訂版〜適切な検査・治療のための手技とコツ
- 【出版社名】羊土社
お近くに取扱書店が無い場合,特に海外でご覧になりたい場合,羊土社HPでのご注文および発送も承っておりますので,下記ご参照のうえ,注文をご検討ください.
羊土社HPでのご注文について
本書を羊土社HPにてご購入いただきますと,本体価格に加えて,送付先・お支払い方法などにより下記の費用がかかります.お手続き等詳細は書籍購入案内のページをご参照ください.
分類 |
項目 |
費用 |
国内 |
消費税 |
+620円 |
送料 |
0円(5,000円以上,国内送料無料) |
手数料(代引きのみ) |
+300円 |
海外 |
航空便送料 |
第1地帯(アジア、グアム、ミッドウェイ等) |
+1450円 |
第2地帯(オセアニア、中近東、北米、中米) |
+1860円 |
第2地帯(ヨーロッパ) |
+1860円 |
第3地帯(アフリカ、南米) |
+2450円 |
EMS便送料 |
第1地帯(アジア、グアム、ミッドウェイ等) |
+2100円 |
第2地帯(オセアニア、中近東、北米、中米) |
+2900円 |
第2地帯(ヨーロッパ) |
+3200円 |
第3地帯(アフリカ、南米) |
+4100円 |
※この表は本書のみご購入いただいた場合の費用をまとめたものです.他の書籍を同時に購入する場合はお申し込み金額や重量により費用が異なってまいりますのでご注意ください.
海外からのご注文は、日本郵便株式会社の国際郵便取扱の状況を鑑みて、現在発送を原則停止しております。
(2021年8月23日)
法人向け 購入のお問い合わせ
法人での書籍の一括購入につきまして,「見積書や請求書払い」「複数の発送先への対応」「研修用などで使用する書籍の選定についてのアドバイス」等、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。