【速報】国際共同研究加速基金の公募スタート(2015.08.21 掲載)

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【速報】国際共同研究加速基金の公募スタート(2015.08.21 掲載)

平成27年度より国際共同研究加速基金が設置され,『国際共同研究強化』『国際活動支援班』『帰国発展研究(平成27年8月時点では詳細は未発表)』の3つの研究種目がスタートした.

このうち『国際共同研究強化』は「科研費に採択された研究者が,半年から1年程度海外の大学や研究機関で行う国際共同研究」を支援するために設けられた.「科研費に採択された研究者」とは,『基盤研究(海外学術調査を除く)』または『若手研究』に採択された研究者であり,すでに採択されている研究計画を格段に進展させることが期待されるものが400件程度選ばれる.しかしこの『国際共同研究強化』には,応募年度の4月1日現在で36歳以上45歳以下のものと年齢制限が付く.研究費は「渡航費・滞在費」「研究費」「代替要員確保のための経費」のそれぞれについて400万円が上限で,合計1,200万円以下である.

『国際活動支援班』は新学術領域研究における国際活動への支援として,新学術領域研究の領域代表者が応募できる.

また『帰国発展研究』は,海外にいる日本人研究者が,帰国後に予定される研究を支援するために設けられている.

なお平成27年度の『国際共同研究強化』の応募締め切りは9月28日(月曜日)午後4時30分、『国際活動支援班』の締め切りは8月24日(月曜日)午後5時15分である。国際共同研究を加速させるための,この基金の今後に期待したい.

参考情報

本書関連項目

  • 1章-2. 科研費の種類(P22)

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科研費獲得の方法とコツ 改訂第4版

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児島将康/著

定価 3,800円+税, 2015年8月発行

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プロフィール

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児島 将康(Masayasu Kojima)
’88年,宮崎医科大学大学院博士課程修了(医学博士).日本学術振興会特別研究員を経て,’93年,国立循環器病センター研究所生化学部室員,’95年より同室長.’01年より久留米大学分子生命科学研究所遺伝情報研究部門教授.研究テーマと抱負:研究テーマは生理活性ペプチドの探索と機能解明.グレリンを中心とした摂食・代謝調節の研究.残り少なくなった未知の生理活性ペプチドを1つでも発見して,グレリンのときのような興奮を味わいたい.
趣味:クラシック音楽.最近のお気に入りはHugo Wolf の歌曲.
座右の銘:師匠の松尾先生から受け継いだ言葉“Hitch your wagon to a Star!”高い望みを抱き,理想に燃えよ!
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